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今回は、
◆年税額の計算方法
について学びます。
計算における注意点
今回の内容は、注意点を押さえておけば、計算自体は単純で楽になっています。
試験における年末調整分野では必ず出題される部分ですので、流れを把握しておきましょう。
注意点は以下の通りです。
実際の源泉徴収簿画像も載せましたので、参照しながら注意点を確認してください。
・ 未払いでも、本年中に支払確定した給与は集計する
・ 再就職の場合、前職で扶養控除等申告書を提出しているなら集計、未提出なら集計しない
・ 合計額を「年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表」に照らし合わせて⑨を算出する
・ 所得金額調整控除申告書に記載があれば、⑩を算出しそれを⑨から控除して、控除後の給与金額を確定する
・ 各申告書で控除額を算出し、それを見ながら記入する
・ ⑫は問題文で記載があるため、そのまま金額を記入
・ ㉑の最終的な課税所得金額は、1,000円未満切捨て
・ 「年末調整のための算出所得税額の速算表」を見て㉒の所得税額を計上する
(※ 控除額があれば、差引くのを忘れないこと)
・ 該当者がいれば、住宅借入金等特別控除申告書を見て㉓を算出、㉒から控除(税額控除なので直接差引き)
・ 年調年税額は、100円未満切捨て
・ 最後は超過か不足か算出して、該当する方を○で囲む
まとめ
◆各申告書の計算を正確に行うことが重要
◆切捨て等の注意部分をしっかり確認して計上する
◆最後の超過or不足の部分は、どちらかを○で囲まないと無効となる
次回は、【年末調整後の処理】です。
次で最終回となりますが、引き続きYouTubeにて計算問題を扱います。