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給与計算実務能力検定に興味を持って頂き、ありがとうございます。
この資格について、難易度・内容・役に立つかどうかについてお伝えします。
結論としては、コストをかけずに学べるのであれば取得する価値はあります。
詳細が気になる方は続きを読んでみてくださいね。
難易度
2級と1級があり、合格率は2級が【75%前後】、1級が【50%前後】となっています。
この数字だけを見ればおわかりかと思いますが、そこまで難しい資格ではありません。
特に1級はここ2~3年ほどで、かなり合格率が上がりました。
さて、こんな状況ですから、私から効率の良い提案です。
取得を目指すのであれば、1級を目指しましょう。
正直なところ、2級は受かって当たり前レベルですし、1級との内容差もそこまで多いわけではありません。(計算問題への影響が大きくなります)
2級を無視して1級を目指すことで、時間的・金銭的ロスは減らせます。
これは資格試験全般に言えることですが、最終的に上級資格を目指す場合、下級資格の難易度が低いのであれば、敢えて上級資格を最初から目指すのは選択肢としてアリです。
では、1級の難易度は実際どうなのかというと、1日2時間×1ヵ月=60時間ほどあれば、十分合格を目指せます。
労務関連の知識がまったくない方でも、恐らくそこまでの差は出ないと思います。
ただ、必要時間というのは個人によって変わります。
それは、イメージしやすい・わかりやすい参考があればいくらでも短縮できます。
ですので、当校では講座として、記事&動画解説で載せていきます。
なお、この資格を取得する上で一点、不安要素があります。
それは、公式テキストという参考書が唯一販売されているのですが、それ以外の学習方法は運営財団が行っている公式試験対策講座しかありません。
公式テキストでも独学は可能なのですが、初めてチャレンジされる方からすると、内容を理解するのは少し難しいと思います。
では、「公式試験対策講座を受講すれば良いじゃないか」と思うかもしれませんが、ここに金銭的なコストがかかってきます。
対策講座と模擬試験講座併せての価格が4万円超えです。
ですので、少しでもコストを抑えられるようにという意味でも、当校の講座を載せています。
内容
資格の学習内容は、下記の通りです。
①賃金や労働時間などに関する法令について
②社会保険制度と主な事務手続きの仕方
③給与や賞与・退職金の計算方法と手続きの仕方
④年末調整の計算方法と手続きの仕方
④だけ赤色になっていますが、これだけは1級で学ぶ内容だからです。
それ以外だと、各分野で計算問題が出題されるといった感じですね。
「計算」と聞くと不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この試験の計算問題はかなり単純です。
どちらかというと、「この場合はこの法則が当てはまる」「こういった場合は計算方法が少し変わるから注意」といったような計算ルールを覚えることの方が重要です。
これさえ覚えてしまえば、あとは数字や内容がちょっと変わったかな程度ですので、難しく感じることはないでしょう。
役に立つかどうか
皆さんが一番知りたい部分ですよね。これははっきり言えますが、確実に役に立ちます。
というか、アルバイトであれパートであれ、会社員であれ自営業であれ、この資格の内容を知らずに仕事してお金をもらうのは、逆にマズイかなとさえ思います。
一般的に、資格試験の難易度がそこまで難しくないという背景には、おおよそ2つのパターンがあります。
一つは、「その資格の利便性がそこまで高くないから(専門性が低い=資格価値が低いという基準です)」、
もう一つは「たくさんの人に学んでほしいくらい重要だから」です。
みんなに学んでほしいくらい重要な資格を、わざわざ合格率一桁%なんて難しい難易度にする必要はありません。
この資格の場合、確実に内容が重要だからこその難易度だといえます。
実際に、先ほどの資格で学ぶ内容をご覧になってどう思いましたか?
ご自身の労働環境や給料、はてはボーナスや退職金、年末調整まで、とても身近で大切な知識を学べますよね。
自身のお金に関することってすごく大切だと思いませんか?
なぜなら、生活に一番影響する部分だから。
もうおわかりかと思いますが、この資格は「取得する事で就職や転職に便利」という面よりも、「取得する事で自身の生活意識が変わる」という面の方が大きいです。
(もちろん就職や転職でのアピール材料としては無駄ではありません。ただ、そこだけ見るのであれば、FPや簿記の方がよっぽど資格価値が高いです)
更にこの資格のメリットをもう一つ伝えるなら、この資格を勉強することで、他の有名資格の知識にも繋がる点があります。
例えばFPであれば、税金関連や保険関連。簿記であれば給与賞与と各種控除の仕組みです。
実は、難関資格で有名な社会保険労務士も内容が被っています。
というか、社労士の場合は広大な範囲の中の一つにこの資格の内容が含まれている感じですね。
この資格を学ぶことは決して無駄ではありません。
就職や転職という一部分だけで考えず自身の生活面も考慮してみると、しっかり価値のある資格です。
さて、ここまで読んで頂いて、もし独学で学んでみようと思われた方は、下記にオススメ参考書(公式テキスト)と、当校の講座記事をご案内しますのでぜひご覧くださいね!