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今回は、
◆FPと倫理
について学びます。
FPの仕事と守るべき原則
人生における様々な生き方(結婚・子供・老後など)に応じて生涯の生活設計を立てることをライフプランニングといいます。
顧客のライフプランを実現するために資金計画を立てる必要があるのですが、そのことをファイナンシャルプランニングといい、これを軸に様々な提案をする専門家をファイナンシャルプランナーといいます。
ファイナンシャルプランナー(以下FP)は、顧客に最適なプランニングを提案するために収入や資産・負債などの情報や家庭事情などを把握する必要がありますが、それには顧客の信頼を得ることがとても大切です。
そのため、下記の守るべき原則があります。
① 顧客の利益を優先すること
⇒ 利己的にならない、ただし正しい知識や判断の助言はOK
② 秘密を保持すること
⇒ 個人情報の漏洩は×、ただし専門家の判断を仰ぐための共有はOK(顧客の同意が必須)
③ FPは業務内容が保険・法律・税務・金融商品など多岐に渡るが、各分野の専門家の業務領域を侵してはいけない
⇒ 例)遺言書作成(弁護士)、税務相談・税務書類作成(税理士)、投資判断の助言(金融商品取引法)、保険の募集&勧誘(保険募集人)など
FPは専任資格ではないため、各専門家の業務領域を侵してはいけませんが、逆に各専門家と協力しながら幅広い提案業務を行うことができます。
必要な知識は多くなりますが、その分やりがいはありますし、自身の生活に役立つ知識も得られるため一石二鳥の職業といえます。
また、民間資格のAFPやCFPを取得することで、様々な知識のアップデートを行うことが出来ます。お金に関する知識というのは常に新しい情報が生まれます。
そのため、自身の持つ知識も常に更新していかないといけないわけですが、そこを民間資格団体が力強くフォローしてくれるのです。
まとめ
◆顧客のプライベート情報を把握するためには信頼の蓄積が大切
◆FPは常に中立的立場で顧客利益を優先する
◆FPは専任資格でないため、各方面の専門家と協力して幅広い提案業務を行う